ペルソナマーケティング

マーケティングの最も基本的な考え方として、「ペルソナ」の設定があります。
ペルソナとは元々、19世紀スイスの心理学者 カール・グスタフ・ユングが打ち出した概念で、古典劇において役者が用いる仮面のことをそう呼んでいたものを、ユングが人間の〝外的側面〟を捉えて「ペルソナ」と呼称したことが始まりだそうです。

この「ペルソナ」をマーケティングで用いる場合、それは実際に自社の商品やサービスを使ってくれるであろうモデルユーザーを「ペルソナ」として設定し、そのユーザーのニーズを満たす形で商品やサービスを設計することを目的とします。

例えば、『35歳 男性 既婚 大阪在住』など、商品やサービスを提供したい相手を、あるセグメントにおける代表的な特長を合わせ持ったユーザーとして仮定し、その人物に向けたアプローチを行います。

ペルソナの設定には、ペルソナの仕事や収入、家族構成はもちろん、趣味やブランド、読む雑誌、好きな音楽、観たい映画、将来の夢など、どこまでも細かく設定をし、できるだけ具体的で現実的な人物像を想像します。そして彼がどうすれば商品やサービスに触れる機会を与えられるか、そのサービスのファンになり、LTV(顧客生涯価値)を引き上げられるかを徹底的に追求します。

ペルソナは架空の人物像ですが、事実に基づいた情報から作らなくては意味がありません。
企業や商品、サービスに対し、一人の顧客がすべての理想的な条件を満たすことは決してないため、ペルソナは理想の顧客そのものと捉えるのではなく、既存顧客から得た情報やインタビュー、調査データなどをもとに設定するのが望ましいと言えます。