広告と広報

従来のスタンダードなマーケティング理論では、広告と広報を分けて考えます。
広告とは、ターゲットとする消費者に、特定の行動(商品やサービスの購入、資料請求、お問い合せなど)を起こさせるための施策であり、広報とは、ターゲットとする消費者に対し、商品やサービス、事業内容などの説明を、事細かく行い、訴求をしていくことです。
広告が、ダイレクトに商品やサービスの購入を促そうとする行為であるのに対し、広報は、商品やサービスに加え、それを展開する企業や、事業の全体の訴求を行うことであり、両者をまったく違うものとして定義しています。

消費者は、広告によってその企業の商品やサービスを購入することを決定する場合もあれば、広報によって心が動き、購入を決定する場合もあります。
広告には即効性がありますが、継続力(浸透力)が弱いため、広告を出稿しようとする企業では、常に広告費用を捻出する必要がありますので、小規模企業や小さな組織では、施策を継続的に行うことが難しくなる傾向があります。いっぽう広報は、即効性はありませんが浸透力が強く、特にインターネットやSNSを活用できる現代においては、低コスト低リスクで継続的な売上や顧客の確保が期待できます。

Yahoo!のリスティング広告や、Googleアドワーズ広告を代表とされるPPC(Pay Per Click)広告=クリック課金広告を、ここでいう〝広告〟とするならば、商品やサービス、企業や事業そのものPRを粘り強く、持続継続的に続けていくSEO(検索エンジン最適化)対策は、〝広報〟だと言えると思います。